ちょうど昨年(2018年)の今頃、ある出来事がきっかけで発達障害について知る努力を始めた。そのなかで、ある精神科医に関心をもった。精神科医は全国にたくさんいる。実際に3人の精神科医と対峙したこともある。↓(発達とは別件です...ある出来事とも別件です...)
この記事の2番目の精神科医。久しぶりにホームページを覗くと...あの時、開院したてだったはずなのに、3年で移転開院...ビルが建った。復職支援専門デイケア・不登校デイケア・発達障害支援センターまで開設...😦 今年、医療法人を立ち上げ、理事長として来年には内科クリニックもオープンする...心療内科開院からわずか5年...😮 なぜ、そんなに儲かる?
大人の発達障害では「ちょっとしたクスリの工夫だけでも驚くほど症状は軽減します」って書いてある。「性同一性障害の診断と治療も行います」と。アンチエイジング・しみ・しわ・たるみ...って、もう...何でもありの病院だなぁ。怖いわ...行っちゃダメ!
口コミには苦情ともとれる意見がどんどん増えている。
口コミ代行が横行する時代に...ここまで書かれるとは。。
いっぽう、口コミ専門サイトでは正反対の良い口コミが...でもね、この病院へ行った人ならわかる。それが嘘だと。この病院が良い口コミを書かせているのだと...👎このマークを押して、ここを受診した人が良い口コミに反発してる その数80...警鐘を鳴らしている...😮
患者に飲ませる前に自身で“リフレックス3錠”飲んでみてごらん...
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構リフレックス錠ガイド
「飲めば見違えるようになります!」という言葉くらいで説明はなし...これが現実です。
念のため最初に受診した心療内科のホームページも覗いてみた。
体制が不十分なため次の診療を行っていません...として、発達障害の確定診断...などが記載してある。注目なのは...ADHD(リタリン・コンサータの処方はできません)ときっぱり。😄
残念ながら...どんな病気であれ
医療=ビジネス 医者選びは慎重に!特に精神科は注意が必要です。
思わず前置きが長くなりましたが...
プロフェッショナル仕事の流儀 精神科医 本田秀夫とは...
ということで...わたしが関心を寄せていた精神科医とは...NHKの発達障害プロジェクトの一環で(プロジェクトと称するのがいいのか、悪いのか...)、プロフェッショナル仕事の流儀 あなたらしく笑顔で生きて~精神科医・本田秀夫が放送された。
そう、精神科医の本田秀夫さん。
感想をひと言でいうと...終始おだやか、そして笑顔。
1年間、発達障害について知る努力をしてきて今思うのは...子どもの頃から本田先生のような精神科医と面談をしながら大人になる。というのが理想なのだろうということ。
でも、実際に本田秀夫先生のような精神科医がどれほどいるというのか... そこが問題です。正しく診れる医者がいない。。なのに、発達障害という言葉だけがひとり歩きしている。
「普通って何だろう?」
それぞれが言う“普通”って...自分なんだと思う。「普通はさ~」というときの普通は、おそらく自分のことでしかなく、“あの普通”と“この普通”は同じではなくて...だから本当の意味での普通は誰にもわからない。世の中の標準的思考?
どこまでを障害と見なし、どこからは普通と見なすのか...
発達障害の特性は誰しもが持ち合わせているものでもある。その特性によって困っているのは自分なのか他者なのか...(この場合の他者は、いちばん身近な人。)他者がよき理解者であれば障害にはならないのか...だったら、人(環境)によって変わってしまう。
やはり当事者にとっての困りごとでしかないのかな...
番組のなかで、先生は自身の特性についても笑顔で語っていた。そして、父親のことも。
それは、障害ではなく特性という意味で。子どもたちが、この先生に状況をお話できるのは、その特性のお蔭もあるように思う。誰にでもは心を開かない。
定型か、そうでないか...というより、安全な人か、そうでないか...みたいな。
ただ、本田先生であってもアスペルガー当事者の本当の内モードを知ることはないだろう...長く生活を共にする人にだけ見せる姿。
気づかないまま大人になってしまった発達障害の当事者たち
いちばん問題なのは、気づかないまま大人になってしまった当事者。残念ながら、この放送でその辺のことは語られなかった。
発達障害が少しずつ世に広まって、第三者としてどう接するべきか...は、なんとなく理解されていくだろう。難しいのは、結婚(パートナーとのコミュニケーション)だと思う。
カサンドラ...という言葉もひとり歩きしていてSNS上に溢れている。本当の“辛い”がある一方で、妻側の思う“普通は...”ができない夫への怒りでしかないものもある。
昨年、Lemonが大ヒットして一躍有名になった米津玄師さんがオルタナティブについて語るインタビュー記事がある。
(ここでいうオルタナティブとは...「主流とは違う もうひとつの」という意味)
米津玄師がオルタナティブを語るより抜粋
「僕はずっと 普通の人になりたかった」と言っている。
彼の言う“普通”は、多分、自分以外の人のこと。
彼は高機能自閉症であることを公表している。高機能自閉症とアスペルガー症候群はよく似ていて、いちばん上の画像にあるように文字で表せば“言葉の遅れがあるかないか”になってしまう。であれば、大人になれば区別はつかない。
これは高機能自閉症の二人のお子さんを持つ、ある母親が感じた二人の共通点。
特に2番目の自分の心がわからない...という定型発達群には想像しづらい特性...SNS上でも何度か目にすることがあった。(1番目の表情が固まる...は、緊張して頭が真っ白になる...というのとは違い、動作が停止する感じ。)
発達障害が世に知られるようになって、生きづらいと感じる人たちが「自分も、もしかして発達障害なのでは...」と思いがち。だけど、こういうような感覚をもつのは、本来ほんの少数であるはずです。50代後半までの人生でたった1人だけです。
本田秀夫先生が表現する“少数派の種族”である発達障害群と“多数派の種族”である定型発達群。人数が逆転すれば定型発達群が生きづらくなるのは簡単に想像できます。